T-05
名簿クレンジング
List Cleanup
顧客名簿や取引先リストを読み込むと、表記のゆれを種類ごとに数えて、直す規則を選んでまとめて整えます。
読み込んだ名簿はこの端末の中だけで処理され、どこにも送信されません。
- ブラウザの中だけで完結
- Excel(.xlsx)/ CSV
- 18の規則を個別に選べる
- 行
- 20行
- 修正が入る行
- 12行
- 修正
- 25箇所
- 重複の疑い
- 5組
01名簿を読み込む
読み込んだ名簿はこの端末の中だけで処理され、どこにも送信されません。
1行に1件・見出し行のある表を読みます。複数シートのブックは先頭のシートだけを読みます。 結合されたセルのある表は読めません。 いま読んでいるシート:名簿
- 直しません住所の列に「三丁目八番三十八号」式(1行)と「3-8-38」式(19行)が混在しています。どちらへ寄せても元へ戻せないため、このツールでは直しません。東京都千代田区架空町一丁目二番三号
- 直しません「郵便番号」の列が、元の Excel で数値として保存されています(1行)。先頭の 0 は読み込む前に失われており、復元できません。郵便番号: 1000001
- 直しません1列に空欄が4セルあります(部署 4セル)。推測での補完は行いません。部署: 4セル
- 直しません1つの列の中で全角英数と半角英数が混在しています(6列・20行)。規則を OFF にすると、この状態がそのまま残ります。会社名: ABC商事株式会社 / 郵便番号: 530−0002 / 住所: 東京都千代田区架空町1−2−3
02列の役割を決める
見出しから推定しています。推定は外れることがありますので、違っていたら直してください。 「触らない」にした列は、どの規則も当たりません。
- No推定
- 会社名推定
- 部署推定
- 氏名推定
- フリガナ推定
- 郵便番号推定
- 住所推定
- 電話番号推定
- メール推定
- 型番推定
- 備考推定
03直す規則を選ぶ
件数は「この規則を入れると何セル変わるか」です。すべての規則を入れたと仮定して数えているので、 規則を外しても件数は減りません。選んだ内容はこの端末の中だけに残ります。
先頭と末尾の半角スペース・全角スペース・タブを落とします。
ゼロ幅スペースなど、目に見えないのに別の文字として扱われる文字を落とします(改行しない空白は半角スペースにします)。
「カ」+「濁点」の2文字で入っている「ガ」を、1文字の「ガ」に戻します。見た目が同じなのに一致しない原因です。
2つ以上続く空白を、半角スペース1つにまとめます。全角スペースも空白として数えます。
半角カタカナを全角にします。濁点・半濁点は次の1文字と合わせて1文字にします。
全角スペース(U+3000)を半角スペースにします。
全角の英数字と記号を半角にします。型番・管理番号の列は、別の型番に化けるので対象から外してあります。全角チルダ「~」だけは、波ダッシュ「〜」と対で扱うため下の規則にまかせます。
㈱ (株) (株) ㍿ を「株式会社」に、㈲ (有) (有)を「有限会社」にします。前株・後株の位置は変えません。
見た目の似たダッシュ・マイナス・全角ハイフンを、半角ハイフンに揃えます。長音記号「ー」は触りません。
カタカナ・ひらがなの直後にあるハイフン類を、長音記号「ー」にします。
全角の丸括弧・角括弧・波括弧を半角にします。
〒 を外し、数字がちょうど7桁のときだけハイフンを1つ入れます。7桁でなければ何もしません。
先頭の「(03)」のような括弧書きの市外局番をハイフン区切りにします。区切りの無い番号は、どこで切るか推測しないのでそのままです。
フリガナの列に混ざったひらがなをカタカナにします。
見た目がほとんど同じ2つの記号(波ダッシュと全角チルダ)を、どちらかに揃えます。向きはこの画面で選べます。
①〜⑳を 1〜20 に、Ⅰ〜Ⅹを 1〜10 にします。
髙→高、﨑→崎 のように、対応表に載っている字だけを常用字体に寄せます。氏名の列は既定で対象外です。
丁目・番・番地・号 のすぐ前にある漢数字だけを算用数字にします。それ以外の漢数字は触りません。
04修正が入る行
重複の疑い 5 組
同じ相手に見える行を候補として並べます。行を勝手に消すことはしません。 突合は先頭の文字が近い組から探すので、先頭が大きく違う組は見つけられません。
05書き出す
整えた名簿はすべて文字列として書き出します(Excel が郵便番号や電話番号の先頭の 0 を落とすのを防ぐため)。CSV は Excel が開くときに読み替えることがあるので、.xlsx をおすすめします。
.xlsx は「名簿 / 修正一覧 / 重複候補」の3シートです。CSV は Excel で開いても文字化けしない形(UTF-8 BOM 付き)で書き出します。
修正前と修正後
修正前
修正後
消えた文字入った文字不可視文字は「·」、半角空白は「␣」、全角空白は「□」で表します。
修正が入った行と、その前後1行、重複の疑いのある行だけを出しています。
できること
何が汚れているかを、先に数える
読み込んだ瞬間に、半角カナ・全角英数・法人格のゆれ・余分な空白・重複の疑いを種類ごとに数えます。どこから手を付ければいいかが、開いた時点で分かります。
直す規則を、1つずつ選べる
18の規則を個別に入り切りできます。既定で入っているのは、意味が変わらない安全な規則だけ。人名の旧字体のように「直すと別人になりうる」ものは、既定では触りません。
修正前と修正後を、並べて確かめられる
変わった箇所は文字単位で色が付きます。どこを何の規則で直したかは、修正レポートとして書き出せます。後から上長に説明できる形で残ります。
できないこと
正しい表記を教えること
企業データベースを持っていないので、「この会社の正式名称はこちらです」とは言えません。このツールがするのは表記を揃えることまでで、正解に直すことではありません。
重複を自動で消すこと
同じ相手に見える行を候補として並べるところまでです。どちらを残すか、そもそも別人・別法人なのかは、人が決めることです。行を勝手に削除しません。
スキャンした画像やPDFの読み取り
紙をスキャンした画像や PDF から文字を起こすことはしません。読むのは Excel(.xlsx)と CSV だけです。
ここに置いているのは、整った形の表を前提にした汎用版です。
実際の名簿は、会社ごとに形が違います。列の並び、社内だけで通じる略記、結合されたセル、例外の行。 そこを読み解いて御社の形に合わせる部分は、一社ずつ作ります。 名簿に限らず、毎月くり返している事務作業があれば、同じやり方で仕組みに変えられます。